初春や 仰せのいのち いただきて 明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは 人生は勤むるに在り むずかしいのは愛することでなくて 愛されることである 煩悩の矢を まず抜き去るべし 栄華や名誉や 地位、人の恩愛には 必ず別離がある 物への愛着が 憂いを生み 憂いの心がおびえを生む ころんでも ころんでも 起きあがり 歩み続けよ 涼しくも 野山にみつる念佛かな くもりゆく人の心のすえの世を 昔のままに照らす月かげ 年の暮 静かに越そう 春が あかるく待っている 踏まれても根強く忍べ福寿草 やがて花咲く春は来にけり 人をそしらず自慢せず 身のいたらぬを恥じて念佛 現在は過去の集積である 未来の人生は今 積み重ねつつある むかし流した涙と汗が 今日の笑顔の糧となる 受けて忘れず 施して語らず めぐりあいのふしぎに てをあわせよう よい人にあって教えられ 悪い人にあって反省すれば 善悪共にありがたい もまれねば この味は出ぬ 新茶かな 念佛して 五欲の暑さ 忘れうぞ 人間の運命は その人間の性格の 生み出したものである 知りながら つい忘れがち 親の恩 佛さまからのテレパシーを感じますか 自分の境遇を感謝 賢者はほとけの教えを常に楽しむ 過去は私の深さ 未来は私の広がり 神佛は尊ぶべし 頼むべからず 朝は希望に起き 昼は努力に生き 夜は感謝に眠る そしる風 ほめる風をも そのままに 柳になりて 南無阿弥陀佛 サビは鉄よりいでて鉄をくさらせ グチは人よりいでて人を亡す 災難が来ない様に祈るのが信心ではない どんな事が 来ても引き受けてゆける力を得るのが信心である 一切のことを喜び 感謝する心こそ 幸福の源泉である 渋柿の渋がそのまま甘味かな 佛法の大海は信をもって能入とし 智をもって能度とす 一切衆生 生死海に流転す 一切衆生に悉く佛性あり 佛はひとり我がために法を説きたまう 如来の光明はあまねく十方世界を照らして 念仏の衆生を摂取して捨てたまわず 貧苦に堪える者は多いが 富貴に堪える者は少ない 菩薩は一切の悪を忍受けし 衆生に向いて心平等にして 動揺なきこと大地の如し 現在の因果を見て過去 未来を知る 智慧を求める者は、何時も若い 己を修め 体を潔くし 心垢を洗除す 人の恐れは、愚から来る 逆境を生きぬく人は尊い 順境に酔わない人は有り難い 身なりより 光るあなたの心がけ 怒れば地獄 むさぼれば餓鬼 恥をしらぬは畜生だ 先ず 三悪道を出ることだ 感情の横行は 論理の無視につながる どんなめにあうとも 泣くな 愚痴るな 道をきけ 忍耐と 温和とは 力である 至徳の風 静かにして 衆禍(わざわい)の波 転ず 涼しさや 弥陀成仏の このかたは あきず おこらず あせらず み仏は 衆生の苦悩あるところに やどりたもう 秋草に 恋しき人を数えけり み仏の光のうちに住む身ぞと思えばうれし つらき浮世も 一緒に泣いてくれる人がいれば救われます 煩悩よ 今夜ぐらいは休んでみてはと鐘が鳴る 今日来ずば 明日は散りなん 梅の花 地獄の入口は 人生のいたるところにある
|
||||
|